その症状、低血糖を疑って

栄養

こんな症状ありませんか?

私が体調が悪かった時の症状です。
みなさんもこんな症状はありませんか?
ただの疲れだと思い込んでいませんか?

 とにかく疲れてしょうがない
 全身倦怠感
 座ってるのもしんどい
 眠りが浅い
 疲れているのに眠れない
 起床時に憂鬱、不安、恐怖感などがあり起きられない
 全身が筋肉痛のような痛み
 ぼぉ~っとする
 昼食後の異常な眠け
 イライラ(特に夕方)
 頭が重い
 胃もたれ、胸やけ、げっぷ
 すぐに満腹感
 お腹が動かない
 手が震えて物を落とす
 悪夢ばかり見る
 ぎっくり腰をよく起こす
 首も腰もヘルニアで激痛
 2,3時間記憶が無い
 毎朝めまいで起き上がれなくい
 自分はメンタルなんだろうか?

「これは絶対おかしい!難病なんじゃないか?」とあっちこっちの大学病院で検査をして「異常なし」とのこと。
挙句の果てには「異常ないから痛くないんだよ」なんて心無いことを言われてさらに凹み、家に帰って一人涙したり…という時期がありました。

そんな時期が何年も続き、「いや。これはお医者さんに頼ってたってダメだ!」と一念発起し、ネットで色々検索し始めました。そしてたどり着いたのが「低血糖」という言葉と分子栄養学でした。

自分の症状と「低血糖」の症状がぴったり当てはまり、「あぁ、コレだったんだ」と、ちょっとホッとした記憶があります。
きっと、病名がつかないことも不安原因の一つだったんでしょうね。
あとは、「病名さえわかれば、対処方法や治療方法がわかる!」と、希望が見えたことが一番嬉しかったんです。

今では対策方法を勉強し、体調を取り戻しました。

なので、自分と同じように悩んでいる方に「低血糖」についての正しい知識を知って欲しい、と思っています。

知ることで、対応することができるようになります。

生活がうんと楽になります。
パフォーマンスが上がります。

メンタルだと思っていたことが、単なる生理現象だったんだと気付きます。
自分はダメな奴じゃないんだ、自分もできるんだ、と自信を持つことができるようになります。

先ほど挙げた症状のうち、少しでも当てはまる方は低血糖について知ってください。
そして私同様、改善へと進んでください。

今までの自分とは違う自分が見えてきますよ。

(一般的に言う)低血糖とは

「低血糖」とは、血糖値が70mg/dl未満になることを言います。

まず「血糖値」とは、血液内のブドウ糖の濃度のことを言い、ブドウ糖が多ければ「高血糖」、低ければ「低血糖」ということです。

一般的に「血糖値」は70~140mg/dlが正常とされていて、「低血糖」をネット検索してみると「糖尿病で高血糖にならないように薬で治療をされている方に見られる症状」といった感じで表示されていることが多くあります。

そこで、「な~んだ。糖尿病の人にしか起こらないんじゃん」と思ってしまいがちですが、実はそうではないんです。

主な低血糖の症状を記載してみました。

どうでしょう?

「身体のだるさ」「不安感」「強い疲労感」などを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「たまたま当てはまるだけでしょ?」「だって、病気の人の症状なんでしょ?」と思いがちですが、低血糖の仕組みを知ると、他人事ではないことがわかってきます。

私も実際に血糖値を測って、70台の数値の時であっても、物が見えにくくなったりすることを実感していました。

そのように、低血糖の症状には個人差があります

また、血液検査で血糖値が80以上あるから大丈夫、と思っていても、それは血液を採取した瞬間の数値であって、人の血糖値は一日のうちに上下に変動します。

基準値である70mg/dlを下回る時もあるし、140mg/dlを超える時もあります。

70mg/dlを下回った時に症状が出る人も居るし、私のように75mg/dlを切ったあたりから症状が出る人も居ます。

分子栄養学で言う低血糖とは

分子栄養学では、「全ての不調は低血糖の海に浮いている」と言うことがあります。

要は、不調のベースに低血糖がある、ということです。

自分も血糖値をずっと測る装置(リブレ:正確には間質液を測定)をつけたりしたら、夕方や夜間に低血糖を起こしていることがわかって驚きました。

でも無自覚に低血糖を起こしている人はいっぱい居て、例えば夕方になるとどっと疲れが出たり、そわそわ、イライラしたりっていうのも実は低血糖だったり。

低血糖とは、細胞が飢餓状態なんです。

細胞が飢餓状態とは、細胞にとっては「やばいよー。死んじゃうよー」という状態だということ。

人類は長い歴史の中で飢餓と闘ってきました。今のような飽食の時代ではなかったのです。なので、人の身体には血糖値を上げるための機能が数多く備わっています。

人間の身体はよくできていて、通常、血糖値は色々な機能により一定に保たれています。
まずは、糖をエネルギーにして、それが枯渇したら肝臓に貯蔵されているグリコーゲンを分解して糖にして、それでも足りなかったら糖新生で糖を作り出して・・・
というように。

また、血糖値を上げるホルモンも出します。
コルチゾールというホルモンは糖新生にスイッチを入れて血糖値を上げるのですが、そのコルチゾールが何らかの原因で不足している人は、ノルアドレナリンや、アドレナリン、グルカゴンを出して血糖を上げます

グリコーゲン?、糖新生?、コルチゾール?、グルカゴン?
耳慣れない言葉が並んだと思いますが(おいおいにこのブログでも説明していきますね)
「ノルアドレナリン」「アドレナリン」は耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか?

そう。
ノルアドレナリンは不安感が高まってしまうホルモン。
アドレナリンは逃走と闘争のホルモンと言われるホルモンです。

ノルアドレナリンが出ると不安感が高まったり、アドレナリンが出ると、身体は戦闘モード(緊張状態)になるため、頭痛や肩こり、イライラ、などが生理現象として現れるのです。

不安感、頭痛や肩こり、イライラ?
そう。夕方になると感じる方は居ませんか?
夕方は低血糖が起こりやすい時間帯なんです。
「ただの疲れ」と思っているその症状が、実は低血糖を起こし始めているため、身体がそれに対応しようとしている症状だったりするのです。

私も夕方にこの症状が強かったのですが、低血糖対策をするようになってその症状が出なくなりました。
また、「ぁ。今日は低血糖対策がバッチリできていないな」と思った時にはもう手遅れ。
夕方に「やっぱり、きたかー」という感じで頭痛が出てきたりします。


低血糖の対策もお伝えしたいのですが、ちょっと長くなりましたので、今日はここまで。

追々、対策と低血糖を起こさない身体作りについても書いていきます。

まずは、重篤ではない低血糖は身近な症状で、あなたの不調も低血糖が原因かもしれない、ということを知ってください。

原因がわかれば対応策や解決策も見えてきます。

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